京都市伏見区のお客さまからいただいた、いぶし瓦の葺き替えリフォーム工事をご紹介します。
DATA
施工実施日 | 2020年11月 |
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地域 | 京都府京都市伏見区 |
工事依頼主 | 伏見区のS様 |
屋根工事種別 | 葺き替え |
いぶし瓦葺き替えリフォームの工事例
京都市伏見区のお客さまから、いぶし瓦のメンテナンスについてご相談をいただきました。
いぶし瓦は経年により色むらが生じます。この色むらは日本の伝統的な家屋をイメージさせる風合いで味わい深いものがありますが、放置しておくと雨漏りなどにつながる恐れがあります。
今回はこのいぶし瓦を全面葺き替えによりリフォームしました。この葺き替え工事により耐久性だけでなく耐震性も上がった屋根ができあがります。
BEFORE
いぶし瓦工事前の様子

写真はお客さま宅屋根の工事前の様子です。
屋根材として使用されていたいぶし瓦には前面に色むらがみられました。
いぶし瓦の色むらは味わい深いものがありますが、放置しすぎると雨漏り等につながるため、葺き替え工事をおこなっていきます。
旧屋根材撤去

葺き替え工事のため、いぶし瓦を撤去したときの様子です。
下地には「トントン葺き」と呼ばれる、薄い板を重ねる手法が見られました。このあたりにも伝統建築の手法が見られます。
下地補強

ただしはじめの下地のままでは強度が足りないので、新規の野地板を張り、下地を補強していきます。弊社では「構造用合板」の12mmの厚さのものを野地板として使用しております。この厚い野地板が上に載る屋根材をしっかり支えます。
ルーフィングシート張り付け

野地板を補強したら、ルーフィングシートを張り付けていきます。このルーフィングシートは防水シートの役割をもつ屋根材です。ルーフィングシートが強い雨を受けて屋根材からしみだしてきた雨水もすべてブロックし、下にある建材を守ります。
新規金属屋根材張り付け

ルーフィングシートを張り付けたら、その上から新規の金属屋根材を張り付けていきます。今回使用したアイジールーフの「スーパーガルテクト」は軽量で耐久性の高い金属屋根材です。
また写真の谷部分のように、雨漏りしやすい箇所には板金を加工し、取り付けることで雨漏り防止処理をおこないます。
AFTER
いぶし瓦の葺き替えリフォーム工事完成です!

最後に棟に板金をとりつけ、いぶし瓦の葺き替えリフォーム工事完成です!
独特の味わいのあるいぶし瓦屋根が、おしゃれで近代的なデザインの屋根へと生まれ変わりました。耐久性が向上したのはもちろん、瓦よりはるかに軽い金属屋根により、建物全体の重心が低くなり、耐震性も向上しています。
いぶし瓦の葺き替えリフォームをご検討されている方は、ぜひ昭和ルーフリモへご相談ください。