さいたま市岩槻区のお客さまからいただいた、塗装されたパミール屋根のカバー工法リフォームをご紹介します。
DATA
施工実施日 | 2020年12月 |
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地域 | さいたま市岩槻区 |
工事依頼主 | 岩槻区のA様 |
屋根工事種別 | カバー工法 |
パミール屋根カバー工法の工事例
1996年から2008年にかけて製造・販売されていたニチハの「パミール」は不具合報告の多い屋根材として知られています。
具体的な不具合としては、スレートの層が何層にも剥がれる「層間剥離」と、「専用釘の腐食」、「釘の腐食によるスレートのズレ」が挙げられます。これらの不具合は屋根材の内部から起こるものであるため、パミールに塗装のメンテナンスをしても無意味です。
しかし今回の現場では、以前別の業者によって、パミールへの塗装によるメンテナンスがおこなわれていました。この塗装されたパミール屋根に屋根カバー工法工事をおこなっております。劣化したパミール屋根を新規の金属屋根でカバーし、正しく屋根の耐久性を上げるリフォームのご紹介です。
BEFORE
塗装されたパミール屋根 工事前の状態

写真は現場の工事前の状態です。
塗装によるメンテナンスが不可能なパミールの屋根に、別の業者による塗装が施されていました。パミールの不具合として特徴的な層間剥離が屋根全体に見られますので、カバー工法により正しくメンテナンスしていきます。
屋根を平らにする

カバー工法では、まず古い板金を取り外し、屋根を平らにならしていきます。
ルーフィングシート張り付け

屋根を平らにしたら、古い屋根材の上からルーフィングシートをはりつけていきます。ルーフィングシートは防水シートの役割をもつ建材です。
新規金属屋根材張り付け

ルーフィングシートの上から、新規の金属屋根材である「スーパーガルテクト」を張り付けていきます。スーパーガルテクトはSGL鋼板からできており、軽量かつ高耐久なのが特徴です。断熱材と一体になっており、断熱効果も高くなります。
雨仕舞(雨漏り防止処置)

建材同士が接合する、取り合いと呼ばれる部分は雨漏りの多い箇所です。各取り合い部分には職人さんが現場で板金加工をおこない、雨仕舞(雨漏り防止処置)をしていきます。
軒天のメンテナンス

軒天部分に大きな穴が開いていました。こちらはボードで塞いでメンテナンスをおこないました。
AFTER
塗装されたパミール屋根のカバー工法リフォーム工事完成です!

塗装NGなのに塗装されていた、パミール屋根のカバー工法リフォーム工事完成です!
パミールの劣化に対して正しくカバー工法リフォーム工事をおこない、耐久性が高く見た目にも美しい屋根が出来上がりました。
屋根のリフォームをご検討されている方は、ぜひテイガクにご相談ください。